1号車ポジション調整&修正
今日は時間があったので先日鈴鹿を走ったASMデモカー、S2OOOのシートポジション調整&修正を。…と思いきやそこから3台連続で取り付け、さらに相棒は休みでハードな1日でした。今日は時間がありそうだから○○をしよう…と思って僕が何かしらの作業に手を付け始めると急に店が忙しくなるという僕の中でのジンクスはいまだ健在でしたね(笑)。
さて、話戻しまして1号車のお話。今回ははポジション高さの調整とベルトバックル部分の修正。ポジションはいつもASMで皆さんに装着いただいてるポジションで装着してあったんですが、今回はそれより更に低いポジションへの調整。
現行のS2000ウルトラローポジレールにはサイドアダプターには前後ともに3段の穴があります。通常RS-Gを装着する場合でしたら後ろ側は真ん中穴、前側は一番上の穴で取り付けするのですが今回は後ろ側を一番下穴。前側を真ん中穴で取り付けします。
このウルトラローレールの一番下側の穴というのは本来SP-Gシリーズを装着する際に使用する穴で、RS-G、TS-Gの新シェルを装着する際には真ん中と上の穴を使います。
現行のS2000のウルトラローポジレールは本来SP-Gシリーズ専用であったウルトラローポジレールをRS-G、TS-Gの新シェルにも使えるように改良して欲しいという要望のもと作ってもらったレールなんです。
なぜRS-G、TS-G装着時に下穴を使えないか?
厳密に言えば使えます。ただ、後ろ側を一番下穴で装着するとシェルケースのお尻の部分がフロアに干渉してしまいます。なので後ろ側へのスライド量が大きく減りますし、さらには後ろ方向へのスライドが制限されるためにフロント側のフロアボルトの取り付けが出来ないんです。
…ということで本来は出来ないんですが、1号車はかなり特殊な環境の車なのでそれが可能そうだったので取り掛かりました。
なぜかと言うと、1号車はフロアカーペットなどを全部取っ払ってますのでフロアへシートのお尻があたるのが普通の車に比べて少しはましになります。さらにちょっとフロアを叩いてへこましてたのかな??(すいません、これはきっちりとは確認できませんでした)
なので辛うじてフロアボルトがとめれます。さらにはそのフロアカーペットが無いためにボルトのとめやすさも普通の車に比べると格段に向上します。
結果は…
ギリギリお尻はフロアに当たりませんでした。正確に言えばお尻が当たるより先にヘッドレストがロールケージに当たってスライドがストップしてしまってたんですが。
まぁとにかく成功。でも僕にはちょっと低過ぎるポジションではありますが(笑)。ちなみにノーズはまったく見えません。通常ポジションに比べて18mmほど下がってますので…。
そして修正。
鈴鹿ではかなり突貫での慌しい中での取り付けだったみたいなのでその修正です。
まずはベルトバックル。
普通に装着するとベルトバックルがかなり遊んでしまいます。これはカーペットへの擦れによる裂傷防止の意味合いもあるのですが、通常ASMで皆さんに装着いただいてるポジションではそこまでシビアな状況ではありませんし、1号車もカーペット自体ありませんので…。
そのベルトバックルの遊びを小さくして動きにくくします。遊びが大きいとバックルがすぐに動いて頭の部分が下のほうを向いてしまいますのでベルトバックルがかなりさしにくくなります。今回の修正で遊びも小さくなりました。ちなみにASMでいつも皆さんに装着してもらってるのは今回の1号車の修正後同様に遊びの小さい仕様にしてあります。
2つ目の修正、スライドの同調。
これは僕の専門分野です。けっこう知らずに乗ってるとスライドの左右のロックの同調ってなかなか合ってないものです。1号車も作業前に確認すると少しずれてたのでそれを左右きっちりと同時にロックがかかるように修正しました。
ちなみに、このスライドロックの同調ですが、通常でしたらどんな車でもボルトを緩めて締めてを繰り返し、左右のロックが同時にかかる小さな小さなスイートスポットを見つける訳なんですが、S2000×現行ウルトラローレール×RS-G(orTS-G)の組み合わせでしたらそのスイートスポットは頭と腕に叩き込んでありますので僕や畑中が組めばほぼ組み上げ1発で同調は合います。組み上げ1発、緩めて締めてをしない分他の人が組むよりも早く仕上がるって訳です。
来月箕面で開催されるASM×レカロフェア、S2000の方はぜひご来店ください。せっかくなのでもちろん全車僕が作業させてもらいます。S2000でしたら1日に10脚以上は1人で取り付け大丈夫ですので(笑)!
そのセコハン箕面店でのASM×レカロフェアもすでに10脚近くのご予約を頂いてるみたいで皆さまどうもありがとうございます!
今月内でしたらお得な先行予約特典もございますのでお考え中の方はぜひご予約くださいね。まだまだ作業予約受付に余裕は全然ありますので。詳しくは下記をご覧ください。
S2000へのシート選び
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