RS-G/TS-G オフセットアダプター加工取付
僕は取付が一番の専門なんで必然的にこの手のネタが多くなってしまいます。興味ない方…は読まないですよね、このBlog自体。なんで皆さん興味あると勝手に思っておきますね(笑)。
純正シートからレカロに交換するにあたり気になるのはアップダウンの高さだけではないです。左右方向への動きも気になるところです。レカロさんがWEBで公開してるマッチング情報によく『シートオフセット約○○mmドア側(レカロがドア側に寄る)』とかって記載を目にすることがあるかと思います。これがまぁおおよそこれぐらいドア側にレカロシートが寄りますよってことで、この記載があるとシートのセンター(体の中心線)とステアリングのセンターがずれてしまいます。
従来よりのシート、SP-Gシリーズ、SP-GTシリーズでしたらそれを解消するのにオフセットアダプターセットというのがあります。ですが、新しいRS-G、TS-Gはシートのお尻の部分をレールの間に落とし込んでポジションを下げるという構造になってますのでこのオフセットアダプターが使えません。
なぜ使えないか分かりましたでしょうか?例をRS-Gとして文を読みながら想像してみてくださいね。RS-Gのシェルケースのお尻の部分はまあるい形をしてます。通常のアダプターで装着するとします。左右のシートレールが2本ありまして、そのレールの間の中心線とシートの中心線は同じですよね。その状態でレールの間に落とし込んであるRS-Gのお尻はかろうじてレールに当たらないように設定されてます。分かりますよね。
で、オフセットアダプターで装着するとします。オフセットアダプターはアダプターの片側が垂直なL型ステーになってまして、通常のアダプターに比べて最大で20mm寄せることが可能です。ということはレール間の中心線とシートの中心線が最大で20mmずれます。レールの間に落とし込めるRS-Gのお尻はレールとシートの中心線が同じの状態でかろうじてのクリアランスなんでシートとレールの中心線がずれてしまうとRS-Gのお尻がレールに当たってしまいます。
分かります?なのでオフセットアダプターではRS-G、TS-Gは付けれないんですよ。
レールに対してシートを左右方向にずらして取り付けすることは出来ないということです。
通常でしたらね。
でもASMではお客さんからの『シートをもう少し右(ないし左)方向に寄せたい』という声があまりに多かったために何とか出来ないかな?といろいろと試行錯誤を繰り返し…現在では1つの方法に落ち着いています。
現状ではRS-G、TS-Gなどのサイドアダプターを装着してのバケットシートのみでリクライニングモデルでは出来ませんが、RS-G、TS-Gを装着してポジションアップなしでシートを左右方向へずらしたいって方はぜひご相談ください。
これは加工してサビどめにペイントした後の写真です。ちなみにASMではRX-7(FD)やロードスター(NA、NB)なんかでこの取付方法でよく付けます。
ただし、ステアリングセンターがぴったり合うよりももっと大事なこともあります。それはペダルと体の位置関係です。ステアリングがいくら体の中心と合ってても、足元のペダルを踏むのに体を、腰をひねらないと踏めないってのはダメです。特にマニュアル車のクラッチペダルですね。
例えばの例ですが、RX-8でマニュアル車だと、純正シートの人は試してみて欲しいんですが、クラッチペダルが少し右足側寄り(ブレーキペダル寄り)にあるかと思います。なのでクラッチを踏み込むのに少し左足を右足の方向に向けて踏み込む…つまりが腰を少し右方向にひなりながら踏むということです。あくまで少しですよ。これでレカロシートに交換するとどうなるか。レカロマッチングページでは『シートオフセットドア側約10mm(レカロがドア側へ寄る)』と書いてあります。なのでシートのセンターとステアリングのセンターは少しずれてしまいます。これをオフセットアダプターを使って矯正することは出来ますが、オフセットアダプターを使わずに装着するとシートが少しドア側に寄ることによってクラッチペダルが純正シートのときよりも踏みやすくなります。なので、ASMではRX-8へのRS-G、TS-Gの装着時はオフセットアダプターの使用はあまりお薦めはしてません。
ステアリングのセンターのずれか、ペダルのずれか、最終的にはお客さんの判断にお任せしますのでそのあたりもよ〜く気にしてみてください。そのあたりのディープな世界の相談にもASMではバッチリ相談に乗らせてもらいますので。
純正シートからレカロに交換するにあたり気になるのはアップダウンの高さだけではないです。左右方向への動きも気になるところです。レカロさんがWEBで公開してるマッチング情報によく『シートオフセット約○○mmドア側(レカロがドア側に寄る)』とかって記載を目にすることがあるかと思います。これがまぁおおよそこれぐらいドア側にレカロシートが寄りますよってことで、この記載があるとシートのセンター(体の中心線)とステアリングのセンターがずれてしまいます。
従来よりのシート、SP-Gシリーズ、SP-GTシリーズでしたらそれを解消するのにオフセットアダプターセットというのがあります。ですが、新しいRS-G、TS-Gはシートのお尻の部分をレールの間に落とし込んでポジションを下げるという構造になってますのでこのオフセットアダプターが使えません。
なぜ使えないか分かりましたでしょうか?例をRS-Gとして文を読みながら想像してみてくださいね。RS-Gのシェルケースのお尻の部分はまあるい形をしてます。通常のアダプターで装着するとします。左右のシートレールが2本ありまして、そのレールの間の中心線とシートの中心線は同じですよね。その状態でレールの間に落とし込んであるRS-Gのお尻はかろうじてレールに当たらないように設定されてます。分かりますよね。
で、オフセットアダプターで装着するとします。オフセットアダプターはアダプターの片側が垂直なL型ステーになってまして、通常のアダプターに比べて最大で20mm寄せることが可能です。ということはレール間の中心線とシートの中心線が最大で20mmずれます。レールの間に落とし込めるRS-Gのお尻はレールとシートの中心線が同じの状態でかろうじてのクリアランスなんでシートとレールの中心線がずれてしまうとRS-Gのお尻がレールに当たってしまいます。
分かります?なのでオフセットアダプターではRS-G、TS-Gは付けれないんですよ。
レールに対してシートを左右方向にずらして取り付けすることは出来ないということです。
通常でしたらね。
でもASMではお客さんからの『シートをもう少し右(ないし左)方向に寄せたい』という声があまりに多かったために何とか出来ないかな?といろいろと試行錯誤を繰り返し…現在では1つの方法に落ち着いています。
現状ではRS-G、TS-Gなどのサイドアダプターを装着してのバケットシートのみでリクライニングモデルでは出来ませんが、RS-G、TS-Gを装着してポジションアップなしでシートを左右方向へずらしたいって方はぜひご相談ください。
これは加工してサビどめにペイントした後の写真です。ちなみにASMではRX-7(FD)やロードスター(NA、NB)なんかでこの取付方法でよく付けます。
ただし、ステアリングセンターがぴったり合うよりももっと大事なこともあります。それはペダルと体の位置関係です。ステアリングがいくら体の中心と合ってても、足元のペダルを踏むのに体を、腰をひねらないと踏めないってのはダメです。特にマニュアル車のクラッチペダルですね。
例えばの例ですが、RX-8でマニュアル車だと、純正シートの人は試してみて欲しいんですが、クラッチペダルが少し右足側寄り(ブレーキペダル寄り)にあるかと思います。なのでクラッチを踏み込むのに少し左足を右足の方向に向けて踏み込む…つまりが腰を少し右方向にひなりながら踏むということです。あくまで少しですよ。これでレカロシートに交換するとどうなるか。レカロマッチングページでは『シートオフセットドア側約10mm(レカロがドア側へ寄る)』と書いてあります。なのでシートのセンターとステアリングのセンターは少しずれてしまいます。これをオフセットアダプターを使って矯正することは出来ますが、オフセットアダプターを使わずに装着するとシートが少しドア側に寄ることによってクラッチペダルが純正シートのときよりも踏みやすくなります。なので、ASMではRX-8へのRS-G、TS-Gの装着時はオフセットアダプターの使用はあまりお薦めはしてません。
ステアリングのセンターのずれか、ペダルのずれか、最終的にはお客さんの判断にお任せしますのでそのあたりもよ〜く気にしてみてください。そのあたりのディープな世界の相談にもASMではバッチリ相談に乗らせてもらいますので。
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