こんなに細かいところにも気を配ってます!
上のはミニバンなどのシートレールによく付属されてるパーツの写真で、運転席と助手席のあいだがウォークスルーになってる車種に付属されてるいます。どこに使うかというと…。ベルトバックルを固定するボルトナットがあるのですが、それのナット側がレールの幅に比べて少し飛び出てしまいます。そのナットの部分に被せて使います。金属むき出しだと危ないですからね。
右と左、どちらも同じものですが、右がそのままの部品で左がそれを短く切ったものになります。
では短く切ることによって何が違うのか…??
見た目が違います。それだけのこと。ナットに比べると少し…いや結構長いんですよ。このカバーの全長(写真で言うところの高さ)が。それを短くカットすることによって付けた時の見栄えがスッキリとよくなります。また、室内のタイトな車で、まれにこのバックル固定のナットやボルトがコンソールに干渉してスライドの度にキズ付けてしまうんですが、それの予防にもなります。かなりシビアな車になりますと室内にシートを載せるときにキズ付いてしまう恐れもありますからね。
この小さな部品に施してある加工、多分誰も気付かないところかと思います。でもこういった細かなところにも少しのアイデア、閃きでいろいろな工夫を施して作業させてもらってます。取付の説明書はほぼまったく見ません。手順はどの車種もまったく同じですし、ケースバイケースでいろいろなことを施してますので。
ちょっとカッコよく言うと、
『説明書よりもかなり詳細なマニュアルが頭の中に入ってますので』
…と言ったところでしょうか。
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