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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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GruppeMの魔法 2010/08/12(Thu) 18:31:14
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お客様からの問い合わせで、ASMラムエアクリーナーBOX最後の1台をご成約いただきました。この製品をまさに製作していた頃の話はBLOGになる前だったので、ここ4年ぐらいでS2000を手に入れたオーナーさん達から見ると『効果はあるかもしれないけど高価(過ぎる)製品』と言うだけに見えるでしょうから、完売した記念に製作物語を紹介しましょう。この記事は既に装着済みのオーナーさん達や今回ご成約下さったお客様のために書いています。完売しましたから、宣伝と言う意味もありません(笑)。

ボクがS2000 1号車を所有して通勤やドライブを楽しんでいた頃、ASMデモカーとか何にもない1人のS2000オーナーとして、憧れのホンダワークス無限製エアクリーナーBOXを購入・装着していました。中〜高回転域の吹け上がりのスムーズさに満足して使っていたことを覚えています。ところがその後、自分自身の数値&ブランド志向に気付かされた出会いがありました。それがM'sラムチャージャーです。大きなチャンバーをスロットル直前に2つ組み合わせた独得の形状が特長で、実際に装着してみるとピークパワー云々よりもとにかく乗りやすいのが印象的。数値やパワーカーブは無限の方が優秀だったでしょうが、実際に乗りやすいと感じた自分の心に嘘はつけない。

これは無限製品が劣るとかそんな話題ではありません。無限エアクリーナー製作者はボクが人間的にも心から尊敬する"あの"人だし、そもそもエンジンベンチを駆使して理論と環境をバックに綿密なテストを繰り返して製作されたパーツです。製造原価と販売価格の差で単純な利益を判断するともっとお買い得な製品は多数存在するのかもしれませんが、無限と言う名前に自分の夢を表現した本田博俊氏への敬意と、この世に生まれ出るまでにかけられた膨大なコストを想像しながら比較してほしいと思います。

で、M'sラムチャージャーを装着後しばらくして考えたのが、外部のフレッシュエア導入と、チャンバー内部に充填された空気がよりスムーズに流れるようにBOX形状を変更することでした。製作を担当してもらったのは吸気システムのスペシャリストGruppeM社です。途中製品のマイナーチェンジを経て現在の形に到達して販売してきました。ストリートやワインディングでS2000を運転していて、その効果を存分に感じたものです。今や排気管&エンジンのスペシャリストとしてかなりメジャーになった数少ない職人・SACLAM宇野社長はこんな感想を述べていらっしゃいましたし、戸田レーシングで1号車用2.2Lエンジンをベンチにかける際に数値面をチェックした時にも満足できる結果がでていました。自分自身の体感度・尊敬するエンジニアの評価・信頼できるエンジン屋が計測した数値、全ての要素に満足できた製品です。

このモデル、次期ロットは製作しません。今後は無限製をお薦めして販売しようと考えています。ただ、前回の製作から数年が経過し、ボクの周辺環境も大きく変わったのも事実です。今の仲間達とGruppeM越生社長の力を合わせて次の一手を考える時期が来るかも知れません。作り変えとなると研究開発費・型投資・テスト費用がまたかかりますが、『今、可能性を突き詰めたモデルが欲しい』と言う声がボクの耳じゃなくて心まで届けば、その時が着手のタイミングなのかな。その時まではこれが最良の選択だと自信を持っています。

お買い上げありがとうございました、装着を楽しみにしてて下さい。

ASM ラムエアークリーナーBOX  315,000円  <完売しました>


【8/13追記】

昨日の夜、何人かの人と話しました。壁に当たった時、分かりにくい専門用語の羅列で逃げず分かりやすい言葉で教えてくれる人の存在、誰に見てもらっても隠しごとがないテストをできる環境、その両方にボクは恵まれています。S2000 ECUのプロ・G.T WORKS寺崎源さん、F20Cのスペシャリスト・戸田レーシング島田さんに相談しながら、3号車オーナー木村さんの協力をもらって少しずつ前進してみよう。

この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1498#myu1498

白いプレミアムレザーを身にまとったS2000です
[1498] asm

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