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ていねいな86づくりのエッセンス −創意工夫を楽しむ− 2016/03/03(Thu) 10:07:50
160302_86_1_DSC_2609.jpg



ASM SREダンパーキットのフロントダンパー試作品を仕様変更しました。

今までは微振動がずっと続き、目や内臓が揺すられる感じが強く、高速走行は安定するけど街乗りで車酔いする乗りたくならない状態でした。仕事だから原因を考えると、フロントの突っ張り感を解消するために減衰力を落としたことに因り減衰力不足からバネ上共振点(今の設定だと2Hz弱)の抑えが足りないと推測できるので、低いバネレートへの変更前に新しいダンパーピストンを試します。



160303_SRE_G.jpg



<変更前> デグレッシブ特性

低速で減衰力をある程度立ち上げ、高速はカットします。うまくセッティングするとハンドリングと乗り心地を両立でき、純正ダンパーに広く採用されます。



<変更後> リニア特性

スピードとともに減衰力が比例して上がっていくような特性です。86のフロントは、(おそらく)ロールセンターと重心位置の影響でロール剛性が高く、ダンパーで低速を抑える必要が少ないと予想しました。車高をあまり下げない86には、こちらの特性が向いていると考えられます。



160302_86_SRE_DSC_2613.jpg


要するに、初期から急に立ち上がっていたダンパー縮み側減衰を低く抑えました。グラフではピストンキャラクターの変化を表すことは難しいですが、速度特性をほとんど同じにしても車両の挙動が大きく異なります。まずはフロントダンパー特性変更+Power Flexポリウレタンブッシュで前後それぞれの変化を確認後、フロントスプリングを63 → 54 N/mmに落として動きやすくしつつ減衰調整して微振動を抑えます。



この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3066


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