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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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1号車富士テスト、2012年11月
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富士テストに行ってきました。10月富士テストは準備不足で失敗だったから、今回のテストが実質的なシェイクダウンです。今回は週末レース準備のためPIT貸し出しがなかったですが、テストに合わせてスポーツ走行に来たHITMAN・良い和尚・芸能人、大田君・ぽるしぇ熊木さん達と楽しい時間を過ごしました。


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朝1本目いきなり緊張の瞬間、前回のテスト失敗に繋がったオイルレベル、4月富士テストまでは動いていたのに全く動かなくなった電動パワステの配線変更を確認です。オイル量は事前に十分な情報収集と検証をして、パワステ不良は坂上さんと松島さんがテスト前夜ASMに泊まって最後の配線見直しをして両方OK問題なし、やっとスタート地点に立てました。あとは世界最速のレーシングサンタにお任せです。


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今回の富士テストメニューは以下の4点。

(1) TODA RACING 2.4LエンジンGT-08の動作確認
(2) リヤSREダンパーリバウンドスプリングの有無比較
(3) スラストスポイラー大きさ違い比較
(4) センターフロア半分サイズの性能(温度/空力)確認


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オイルレベル対策OK、前回テストでのオイル噴出トラブルの後遺症なし、燃圧アップによりアイドリング問題なし。加藤選手は、『2008年はもう一伸びしていたけど?今週末のS-GTで会うから言っておくよ』と笑って話していました。

プラグチェックした坂上さんによると『ASM筑波スペシャルでは富士を走ってないし、ちょっと燃調が合ってないかな?プラグのキツネ色が白髪交じりのキツネになっています』。戸田レーシング島田さんは『あのエンジンスペックのためにはエンジンをリジットマウントしなければいけない専用エキマニが必要で、それを見送った1号車では10〜15馬力ぐらい損している』。MOTECの神様矢野さんが現場合わせできる筑波でちょっと回復するけど、2008年よりは高回転域のパワーが絞られる感じでしょう。


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リヤダンパーは同じASM SREダンパーキット3WAY IS-11をベースに、リバウンドスプリングあり/なし2種類のダンパーを入れ替えての比較テストです。同日コンディションで比較しなければ意味がないのでテスト方法を悩みましたが、O/H+仕様変更したお客様の協力で今回テストすることができました。減衰を微調整しても不満と満足の繰り返しですが、1号車はロールバランスが変化して結果的にタイムアップした前後リバウンドスプリング仕様を採用します。


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小型カナードとスラストスポイラーGT-12をセッション中に交換して比較しました。加藤選手はコーナー入口でドンと効くことを想像していたのですがそこでは何も感じず、『コーナー出口でフロントにダウンフォースを感じた』とコメントしていました。ラジアルタイヤではグリップ不足のため、筑波最終コーナー出口で発生するアンダーステア対策として製作したので狙い通りです。リヤウィング角度を調整して空力バランスを合わせました。



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センターフロアは、半分サイズにしても計測3周目には5速から順に入りにくくなりました。外す時に確認したところ前回同様とても熱くなっていたので、採用する/しないを含めて再検討します。確認のためフロアを外して走行すると、フロントダウンフォースが明確に低下しました。その状態で、シフトチェンジでコンマ2秒タイムロスしつつ、1年前の富士テストから使っているネオバを履いて1分56秒48を記録して終了しました。


■2012年11月富士テスト

ドライバー:加藤寛規選手
チーフエンジニア:坂上(ASM)
メカニック:松島(ASM)・丸田(ASM)
ブレーキマネジメント:児玉さん(Nicole)


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今回も芸能人(固有名詞)と一緒でした。TODA RACINGのキットを使った2.35Lエンジン+1号車と同じD-DREAMボディ+Sタイヤを組み合わせてぼぼ同タイムで走るS2000なので比較データを取るには最高の条件です。今回はZircotecコーティングの興味深いデータが取れたので、機会があれば内容をまとめて書きます。



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https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2267#myu2267


ASM筑波スペシャル2007、富士へ


1号車に受け継がれる速さと技術
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前回テスト失敗の原因検証を終えて、11月富士テストに向けて対策とセットアップを完了しました。レブスピード筑波スーパーバトル2012まであと3週間、残された時間の中でパワー・トラクション・エアロダイナミクス、性能アップした全ての要素を合わせ込みます。


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4月富士テストでフロントダウンフォースを大幅に向上させ、加藤寛規選手に『2号車の空力性能はここがポイントだったのか』とまで言わせたセンターフロア。全面を覆うと計測1周未満でミッションブローを引き起こしたので、半分サイズのカーボンパネルを製作しました。

思い切り手作りのDIYパーツですが材料は一級品。ASMのカーボン製品らしく、メインのカーボン板も変形を防ぐ補強のL字アングルも、チャレンヂ社のカーボンプリプレグ・オートクレーブ成形品です。


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室内はカーボンシェルのRECARO Pro Racer SP-AとRACEPAKメーターを組み合わせています。Pro Racer SP-Aはサイドサポートが高いためステアリング固定式だと乗り降りできませんでしたが、ワークスベル可動式ボスに変更して空間を確保しました。ショルダーサポートがドアに干渉していたのは、オフセットアダプターでシートをセンターに寄せて解消しています。

RACEPAKメーターは戸田レーシング矢野さん・アネブル荒さんの協力でOK!・・・のはずですが、油音5/油圧40.2とか表示してるし?!明日はまだ直らないでしょう、残念。


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クラッチを洗浄するついでに軽量クランクプーリーキット改を装着しました。去年まで使っていたものにドライサンプキット用加工をしたワンオフ品で、エンジンの構造上ミッションを降ろしてフライホイールを抑えながら作業する必要がありますから。オイルブロックは油温・油圧センサー差込口がないものに交換しました。


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今までのエンジンで使っていたプレッシャーレギュレーターを加工して、燃圧2.5kg/cm2から5kg/cm2まで引き上げました(前回エンジン壊れなくて良かった)。ガスアウトする時とイグニッションON時のポンプの動きを比較すると、ガスアウトする時の方が元気に動いているので、今回は間に合わないけど現在純正を使っている燃料ポンプの電気配線を見直します。


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燃圧アップとエンジン換装に合わせて燃料配管を見直しました。理屈では今のままで良いのですが、実績のあるASM筑波スペシャル2008のレイアウトに変更しています。



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2008年6月、1号車富士テスト
再会
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先週、S2000を買ってすぐASMを訪ねてくれた若者がいました。

「僕、以前東京オートサロンでASM筑波スペシャルを見て、『将来絶対にS2000を買いますっ!』と金山さんと話した中学生です。今まで何回もASMの前まで来ていたけど、S2000買うまでは入らないと決めていて、やっと今日来たんです。覚えていますか?」

車離れが言われ始めていた時に「ASM筑波スペシャルを見てS2000に憧れた」と言ってくれる中学生が居て、とても嬉しかった記憶があります。その本人と5年の時間を経てASMで約束の再会でした。他にも僕の小学生以来の同級生が突然立ち寄ってくれたり、ASMのソファーで隣り合わせに座っていた茨城県からご来店のS2000オーナーさん同士が高校時代の友人で15年ぶりの再会をしたり、居合わせたお客さん達もびっくりしたことでしょう。

東京オートサロンにASM筑波スペシャルを展示していた2008年、大混雑の中ASMブースに来てくれた子供達を柵の中に迎え入れて(大人達は羨望の眼差し)、フロントディフューザーのリップスポイラー部分に立って記念撮影しました。もっと時間が経った頃、あの子達がS2000を買って楽しんでくれたら幸せです。

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TAS2008、ASMブースへのご来場ありがとうございました☆
クリスマスプレゼントはGUCCI
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世界一の新山下RECAROタワーにクリスマスイルミネーションを点灯しました。『今日は木枯し1号かも?』とFMヨコハマでも流れているし、秋の深まりを実感します。来月はもう12月、ASMにとってはREVSPEED筑波スーパーバトルの季節、11月富士テストに解決するべき点のひとつがエアジャッキ配管からのエア漏れです。


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原因は、車体側配管とBMRSステンレスホースを接続するパーツからの漏れでした。10月富士テストは水道水漏れでお馴染みの白テープで誤魔化したけど、メカニックは安心して車体下に潜れません。GOODRIDGE耐圧ホースへの変更も考えましたが、1号車車体製作時にデードリーム渡辺さんが選択した現状システムの方が軽量だと思います。


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昨日、GUCCIの封筒に入れて届けてもらいました、今後この部品は<GUCCI>です(笑)。クリスマスケーキ持ってお店に遊びに行きます、ありがとうございました!


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1号車からのフィードバック


1号車T/M蘇生作戦
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熱害で壊れたトランスミッションのオーバーホールをSACLAM宇野さんにお願いしていました。内部パーツはほとんど再使用できなかったため新品または他の中古品に交換し、ギヤとギヤが当たる場所にフルWPC・回転部分にフルDLC処理した1号車スペシャルを、深谷の神様自ら配達して下さいました。

600馬力のチューニングカーでは気にしないかもしれませんが、100馬力そこそこのワンメイクレーシングカー作りでは駆動系パーツのフリクション低減は必須テーマです。デフ本体とファイナルギヤセットはDREXLERとWPCで対策したので、トランスミッションは信頼しているSACLAMのエンジン屋さん(固有名詞)に手がけてもらうしかないでしょう。


■SACLAM S2000トランスミッションAssy+WPC/DLC  546,000円 <ASM S2000 #1 spec> 


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最初のSACLAMトランスミッションAssyと違って、ASM在庫ミッションと今回の1号車用ミッション表面は切削されています。メカニックが素手で触ってもケガしないための配慮で、宇野さんは『本物のレース現場を知るエンジン屋さん(固有名詞)の心遣いだよ』と言っていました。勉強になります。


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クラッチレリーズガイドはDLC処理されていました。グリス切れするとクラッチトラブルの原因になりますが、DLC処理により油膜保持性能が向上しているので、強度・剛性・靭性を損なわずに耐磨耗性・摺動性がアップします。ミッションの他、クラッチ・フライホイール交換時の同時装着がお薦めします。純正部品でも2,500円程度かかりますから。


■ASM クラッチレリーズガイド   6,920円

 * 初期ロット10セット限定価格。
 * 次回ロットからは9,850円(純正部品価格によって変更あり)。



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ワンメークレースの粋を街で体験する


11月富士テストに向けて(2)
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ゼッケンのオレンジ部分が剥がれかけていたので手直ししました。蛍光オレンジ部分が汚れないようにガードテープで保護していたのですが、カッティングシートと収縮率が異なるためカッティングシートを引っ張って浮いてしまいました。今回はガードテープを止めて、10年耐候カッティングシートに変更しました。

直ちにタイムに影響しませんが。

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サクシードスポーツ市川さんからステンレス製レインホースが届きました。純正4.2kg ⇒ 1.4kgとなり2.8kgの軽量化が可能です。1号車の場合は肉抜き軽量化していますが、それでも2kgぐらい軽量化できたのではないでしょうか。ドライバー前側/最先端部分だから想像以上に効きそうです。

販売しないかとの質問に対する懸案事項は2点。

1. レインホースが衝突安全ボディ要件だから登録車両に取り付けできないため。
2. 販売しないことを前提に曲げと溶接を複雑に組み合わせた構造にしたため。

一見ただのステンレス横バーだけど、実際には複雑な構造だから治具代も合わせて高価なものになります。サーキットユーザーのために販売することも考えたけど、設計・製造工程を考慮せず『高い』と評論されたら神様にも買ってくれたお客様にも申し訳ないし・・・きっと製品化しません。

それでも『欲しいっ』と言ってくれる人が5人ぐらい居るかもしれないので、5セット限定で製造した時の見積もりをしてもらっています。神様よろしくお願いします。

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ASM カーボンダッシュボード
11月富士テストに向けて
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10月富士テストの結果を受けて、ドライサンプエンジン+円錐オイルタンクの初期オイルレベル出しをやり直します。オイルパン・オイルクーラー・オイルホース・オイルタンク内に残ったオイルをクランキングして抜き切ることから始めました。一見綺麗に見えてもシャーシにオイルが付着しているかもしれないので、清掃と十分な暖機確認が必要でしょう。

2号車の寸胴オイルタンクは10L以上入る形状だったため、長く横Gがかかる高速コーナーで油圧低下をチェックして下限レベル確認を行いました。今回の円錐オイルタンクの場合、最大容量は同量確保した上で残量0.5Lになってもオイル供給できます。下限チェックはせず、エンジンに必要な5L充填して11月富士テストに臨みます。



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2008年晩秋の岡山合宿、最高のテストができました

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