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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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1号車のアライメント調整中です。1号車も2号車筑波スペシャルでもタイヤ接地面の当たり方を基準に普通に調整しています。だからFacebookには、富士テスト前と筑波テスト前それぞれのアライメントシートを丸出し(笑)。筑波だから、富士だから、そんなセットではないので、数字が入れ替わっても全く問題ありません。

SACLAMリビルトミッションAssyに交換しました。前回筑波テストから使用する予定でしたが、前日に搭載したところ疑問に感じる現象が出たため、宇野さんがASMまで来て状況を確認し、分解点検することになりました。結論は『問題なし』、2速シンクロを新品に交換したから出た現状でした。中古部品に交換したので前日テスト後MTF交換すれば解消するでしょう。今回は英国Castrol社から輸入したミッションオイルを使います。
■SACLAM S2000トランスミッションAssy+WPC/DLC 546,000円 <ASM S2000 #1 spec> ■英国Castrol Syntrans 75W-90 4,200円/L

フロントに続いてサイドもポリカーボネートウィンドウに交換しました。アクリルにすれば安上がりで普通のお客さんから見た時の印象も変わらないかもしれませんが、安全対策を考えると使用する気持ちになりません。重量は純正3.81kgに対して1.92kg、左右で3.84kg軽量化できました。
■ASM ポリカーボネートウィンドウ(フロント) 231,000円 * 2003年当時価格 ■ASM ポリカーボネートウィンドウ(左右各) 105,000円 * 2003年当時価格
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2280#myu2280
1号車に受け継がれる速さと技術
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フロントガラスをSPEEDGLASSからASM ポリカーボネートウィンドウに交換しました。2004年企画と思っていたら、ヤスキチさんの指導で徹底的して軽量化にこだわった2003年企画の製品でした。実測していませんが軽量ガラスとして有名なSPEEDGLASSのS2000用は純正より2kg程度軽いそうです。ポリカーボネートに変更するとさらに2.1kg軽量化できました。
SACLAM宇野さんに『ポリカーボネートウィンドウの接着や装着に気をつけろ』と注意されたので、サクシードスポーツ市川さん・デードリーム渡辺さん・プロキダイ柴田さん・OPERAヤスキチさんの意見を聞いて納得し、最終的にASM筑波スペシャルと同じ方法を採用します。高い位置・ドライバーより前・広面積での軽量化と、路面の小さな変化を見やすい視界の良さが、加藤寛規選手の運転をサポートしてくれることでしょう。
■ASM ポリカーボネートウィンドウ(フロント) 再販売検討中 * 2003年当時価格 231,000円

スラストスポイラーGT-12(と書いて『カナード』と呼ぶ)に合わせて、バンパーサイドのガーニーフラップを形状変更しました。フロントリリップ上面を流れる空気をスラストスポイラー下面との間に挟み込んで流速アップすると同時に、斜め上向きの空気の流れがフロントホイールハウス内のエア溜まりを抜く効果を狙いました。フロントウィンドウと合わせてカラーリングして完成です。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2278#myu2278
壁
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11月筑波テストのセットダウンと12月筑波テストのセットアップ中です。ドライブシャフトブーツからグリスが出ていたので補修したり、クラッチマスターの内部点検をしました。明日以降のメニューは以下の通りです。
・ SACLAMリビルトミッションAssy入荷待ち(12/4) ・ Eg/MT/デフオイル・ブレーキフルード交換(12/4) ・ アライメント調整、コーナーウェイト測定(12/4) ・ スラストスポイラーGT-12用ガーニーフラップ製作(12/4) ・ フィルムマーキング手直し(12/5) ・ ポリカーボネートウィンドウの装着(12/1)

英国Zircotec社にオーダーしていたコーティング加工が完了しました。富士テストで、Nicole児玉さんがASM 1号車と芸能人(固有名詞)のエキマニ温度比較をして興味深い数字が出ました。ピットストップは走行時間中にガレージ前に停めて温度測定、パドックは走行時間が終わりクールダウンしながらガレージに戻ってきた時に温度測定した数値です。
◇ ASM 1号車
ピットストップ ⇒ 160度 パドック ⇒ 188度
◇ 104 2号車
<ステンレス部分> ピットストップ ⇒ 511度 パドック ⇒ 451度
<サーモバンテージ部分> ピットストップ ⇒ 210度 パドック ⇒ 90〜160度
1号車のタイムアタックした直後のピットストップよりもパドックに入った後の方が温度が高いことは、外気に対する反応の良さの表れで、104号の温度を比較するとバンテージ部分の熱こもりと温度のムラが目立ちます。タイムアタック時のエンジンルーム温度を計測すればもっと大きな違いが確認できるでしょう。

■SARD スポーツキャタライザー Zircotec 162,750円 ■ASM エキゾーストマニホールド07 Zircotec 277,200円
* 往復送料によって都度価格変動します。

独Castrol社からトランスミッションオイルSyntrans 75W-90が入荷しました。レシピで製造された日本Castrol製ではなく、モータースポーツが盛んなお膝元・ドイツからの直輸入なのがポイントです。戸田レーシング島田さんも認めるエンジンオイルと独DREXLER社が指定するデフオイル、どちらも抜群の安定感でした。ミッションオイルは坂上さんがNISMOでCカーを担当していた時代から実績がある世界スタンダードのモータースポーツ用オイルです。
■独 Castrol Syntrans 75W-90 4,200円/L * ミッションオイル ■独 Castrol Syntrax LSD 75W-140 4,200円/L * デフオイル ■英国 Castrol EDGE 10W-60 3,885円/L * エンジンオイル
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世界中に喧嘩を売る男、その名はHITMAN☆2008
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筑波サーキットで11月2回目のテストをしてきました。
<エンジン油圧確認> <筑波セット合わせ> <ニュータイヤ確認>
チェック項目は上記3点です。天気予報では曇時々晴でしたが、都内通過中は少し雨が降っていて午前中二輪走行、路面温度が全く上がらずオイル汚れと言う最悪のコンディションでした。


前回富士テストで問題になった特定条件下での油圧ゼロ問題は解消できていると思います。油圧対策としてオイル量を5.5L⇒6.5Lで臨みましたが、オイルキャッチタンクは空っぽでした。オイルブロック・BMRSオイルホースも全く問題ありません。今後はこのオイル量で走行します。

電気関係は過去最高の安定感でした。電動パワステのカプラー部分が老朽化しているらしく2本目の走行では全く作動しなくなりました。カプラー抜き差しで解消したので、次回筑波テストまでに対策すれば問題ありません。

RECARO市販ベースフレームキットを使ってきましたが、今年からRECAROベースフレーム+ワンオフサイドステーに変更しました。シートレール部分を撤去してアルミ製サイドステーになるから軽量化できる代わりに、ポジションが固定式になります。

11月富士テストから使っているGoProカメラは全国のオートバックスで取り扱っていますが、ASMはサクシードスポーツ市川さんから本物を購入しています(笑)。今回は画質をワンランク上げて撮影してみました。バッテリーの持続時間が少ないので、次回筑波テストまでにスペアバッテリーを1セット用意します。

ASM追加プーリーのベアリングクリアランスはエンジンが完全に暖まった状態でベストのクリアランスになるように設計されているので、タイムアタック車両には最適です。TODA RACING改軽量クランクプーリーキットも問題なく作動して、エンジンパフォーマンス向上に寄与しています。

AUTOBACSからNS-XになったMOTEC(同じ箱のデータ違い)とリチウムバッテリー。

雨が降ってきたのでAD丸田(← 昨日命名w)が傘を差して雨対策www


そんなコンディション下でしたが『最悪はギヤレシオ確認だけでもやろう』と言うことで走行開始。加藤選手の口からは、グリップのなさ・高速コーナー出口でのアンダー・ECUマップが合っていないなど不満が次々出てくるけど・・・何故か・・・笑ってガッツポーズ?




本番予行演習でタイヤウォーマーを使い、1本目は内圧2.15/タイヤ温度45度・2本目は内圧2.3/タイヤ温度60度でコースインしましたが、数周連続走行後ピットインして計測すると、内圧1.98・タイヤ温度40度前後まで落ちています。相当グリップしていなかったのでしょう。路面温度は10度、ニュータイヤは温存してUSEDタイヤを使用してコンスタントに2秒台前半でした。


悪いピカチュウが見守る中、ブレーキパッドを前後10Fから1ランク落として08H/10Fに変更です。止まるため・減速するためではなく、荷重移動のきっかけにブレーキを使いこなす加藤選手にとって、コントロール幅が広く細かな摩材選択が可能なZONEは最適です。

11月富士テストで好結果だったリヤリバウンドスプリングは問題なし、DREXLER LSDの40/40ランプ角も問題なし、フロントスラストスポイラーも確実に高速コーナーでのアンダーステアを軽減していました。路面コンディションが良くなりニュータイヤを投入すれば全て解消するかな?次回筑波テストに向けて、セットアップ作業に着手します。
<課題メモ>
・ フロントポリカーボネートウィンドウ装着(担当:坂上ワークス) ・ サイドポリカーボネートウィンドウ装着(担当:坂上ワークス) ・ 新型センターフロア装着(担当:坂上ワークス) ・ タイヤウォーマー修理(担当:AD丸田) ・ 電動パワステコネクター修理(担当:松島電機)
ASM Facebookに大きな写真を掲載しました ⇒ ASM S2000 #1アルバム
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2275#myu2275
ASM筑波スペシャル2008 −トラクション&エアロダイナミクス−
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明日の筑波テストに向けて急ピッチで作業が進んでいます。GASアウトでの車重は1,053.7kg、去年より8.8kg軽量化できていました。細かい作業をたくさんやっていますが、主な項目は以下の通りです。
◇油圧対策
11月富士テストのロガーデータを検証したところ、一定条件下で油圧ゼロになっていたことが判明しました。最悪の事態を覚悟していたけど、戸田レーシング島田さんの見解によると『前後のデータ推移から判断してメタルに傷は入っていないだろう』とのことで、仮説を元に対策して臨みます。
◇RACEPAKメーターとMOTECの連動
前回テストではメーター動作が出来ておらず油圧計なしで走ることになり、結果として状況を知ることなく連続周回していました。ありえないことですが、表示しなかったおかげでテストを継続できたとも言えます。今回は戸田レーシング矢野さんとアネブル荒さんの連携で無事正しく表示しました。
◇センターフロア形状変更
ハーフサイズのフロアでもダメだったので、T/M本体部分をカットしてチャレンヂ社で製作中の本番用フロアに備えてデータ収集します。その他にも考えられる要素がひとつありますが、今回のテストには間に合いませんでした。
◇SACLAM リビルトT/M Assy+WPC
今回から搭載予定でしたが作業終了後気になる症状を確認したため、宇野さんと相談して急遽内部を確認することになりました。WPC+DLC仕様は前日テストから使うことになりそうです。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2274#myu2274
2012年書初め 『 1分切り 』
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今日発売のREVSPEED 1月号の巻頭特集で、筑波スーパーバトル2012各クラス注目車両が紹介されていて、オープンクラスなのにラジアルタイヤで走るASM S2000 1号車が掲載されていました。
10年前、ASM筑波スペシャル2003はNAチューニングカー史上初の筑波1分切りを達成しました。初めての経験で何も分からなかったあの頃、排気量2,000ccこだわっている時代にいち早く排気量アップしたTODA RACINGエンジン、日本有数のカーボンコンポジット工場に成長したチャレンヂ社の軽量カーボンプリプレグパーツ、芸術品のような美しさを持ち合わせるOPERA PERFORMANCE軽量ボディを組み合わせました。こだわったのは『パワー・軽量化』、チューニングカー作りの延長線上に存在していたと思います。
1号車の開発テーマは『パワー・トラクション・エアロダイナミクス』、パワーはエンジン+45PS・SACLAMミッションとファイナルギヤにWPC/DLC、トラクションはSREリバウンドスプリング(F/R)・IS-11に合わせた仕様変更・ASM強化サブフレームGT(F/R)・DREXLERランプ角変更、エアロダイナミクスはセンターフロア追加・スラストスポイラーGT-12・フロントエアロフェンダーダクト大型化など、小さな改良を積み重ねてきました。

ラジアル×NAエンジン1分切りのために、やれることは全てやります。ASM レインホースGT・ASMポリカーボネートウィンドウの他、10年前にOPERAヤスキチさんが作ってくれたダミーヘッドライトカバーもそのひとつです。ヘッドランプAssy(HIDユニットなし)の重量は片側2.44kg、OPERAヘッドライトカバーは0.15kgだから左右で4.58kg、レーンホースGTと合わせてオーバーハング部で7kg軽量化、滋賀県の円錐オイルタンク(2.19kg)+タンク内部オイル5Lの重量と同じになりました。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2272#myu2272
2号車
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次回テストに向けて準備中です。

クラッチは、今まで使ってきたASM SREメタルクラッチディスクからダンパー機構を取り払い、シンプルなソリッドディスクに変更しました。4月富士テスト後トランスミッションを降ろした時、ダンパー機構部分が破損しているのを発見。1号車コンディションでサーキットを連続周回すると破損する可能性が確認できたので、さらにトルクアップするGT-08エンジン搭載に伴い壊れる要素をなくしたソリッドディスクに変更です。
■ ASM SREレーシングクラッチディスクGT-12 63,000円 * 重量0.68kg(実測値)

ホイールは、今までのGC-07JからGC-012Lに変更します。剛性と重量には相反関係がありますが、重量増を最小限に抑えつつ強度・剛性を高めた最新設計(性能)、縦横の振れ:各0.3o以下/単体バランサー測定時のバランス量/内外合わせて30g以下と言う精度の高さ(品質)、サーキットだけではなく街での佇まいにこだわったデザイン(テイスト)、3要素がバランス良く向上したProdriveこだわりの製品です。重量は8.8kgでした。
■Prodrive GC-012L ASM #1サイズ 参考価格 331,800円/4本 * 非売品

ガラスは、フロントSPEED GLASS/サイド純正をASMポリカーボネートウィンドウに変更します。僕の記憶によると1セットだけ売れました。クリアで歪みのない視界を絶賛された記憶があります。5mm厚で<ゾウが踏んでも割れない>ほどの強度があり、『透明な金属』と言われる素材です。傷つきやすいのが弱点ですが、成形前の平板段階で表面にハードコートをかけて対策しました。
重量4.9kg、使用中のSPEED GLASSは7kg、純正ガラス重量は9kg。高い位置・広い面積を軽量化できるので、運動性能への好影響が出るでしょう。次回テストではなく、本番直前に装着します。
■ASM ポリカーボネートウィンドウ(フロント) 231,000円 * 2003年当時価格 ■ASM ポリカーボネートウィンドウ(左右各) 105,000円 * 2003年当時価格

次回テストからSACLAMトランスミッションAssyを搭載します。エンジンパワーアップとクラッチダンパーレス化でミッションに負担がかかりますが、WPC処理でギヤを強化すると同時にDLC加工して駆動ロスを低減して、トルクによる破損を防ぎつつ油温上昇を軽減しました。
ミッションステーは試作の強化品を装着しています。市販のミッションステーと違い、ステー全体のBOX補強とステー止め点周辺へのスペーサー追加溶接により、確実なシフトチェンジの確実性向上を狙った製品です。
■SACLAM S2000トランスミッションAssy+WPC/DLC 546,000円 <ASM S2000 #1 spec> ■ASM トランスミッションステーGT 価格調整中
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2270#myu2270
1号車富士テスト、2012年11月
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